初めまして、ひょーたんです。
皆さんポケモンSVシーズン2お疲れさまでした!
これが人生初の構築記事になります。
①構築経緯
シーズン1はオールイルカマン構築で挑むも思うような結果を残す事ができず、5桁中盤とランク争いまったく参加させてもらえない悔しい結果となった。しかしパンチグローブイルカマン(以下PGイルカ)には可能性を感じ、ポケモン徹底攻略さんの育成論にコメントでもらった努力値調整案を採用し、シーズン2もこのイルカマンと戦い続けることを決めた。
初手イルカマン絶対選出する理由として、私の対戦思考に無傷の変身後PGイルカは1.5体分以上の価値があるとシーズン1を通して確信し、①初手イルカマン→②相手の対面を見て後出し→③有利対面ができる 以上2ターンで0.5体分の損失をしていなければ、対戦を3-3以上でスタートできるという考え方から、残り5体でカバーする構築を組めば、こちらに分がある状態で試合を始められるという考えを元に構築を進めた。またイルカマンを絶対的エースにすることで残り5体はイルカマンを支える枠になるとし、600族ドラゴンはパーティに必要ないという結論に至った。
以上の事により、イルカマンをすべての選出において最強エースとする構築であるため、イルカマンの型はできるだけ汎用性の高いものとする事を意識した。またイルカマンを通しきり試合を勝利するために以下の課題が浮上した。
①ステータス上昇を無視するてんねんポケモンをどう捌くか(主にヘイラッシャ)
②初手イルカマンが大きく誘うポケモンへの安定した引き先、此方はテラスタルを切らない前提(マスカーニャ、ドラパルト、ウォッシュロトム、※1)
③環境に存在するステロ撒きへの回答(デカヌチャン、キラフロル、ガブリアス、コノヨザル、バンバドロ、サザンドラ、ドドゲザン※2)
④はがねタイプ、フェアリータイプ枠の確保
S2を通しての体感TOP順、※1アタッカー、※2ステロ撒き
以上の課題をできるだけ完璧に克服できる6体を目標に構築を最終日前日まで詰め続けた。
②コンセプト
・PGイルカがきついポケモンを処理、もしくは選出段階で絞りPGイルカで全抜きする
・初手イルカマンを固定することで、選出段階で思考数に余裕があり敵より多くの事を想定できる
・後出し前提の調整が大半を占めるため、役割はっきりさせた努力値配分にする
・命中85%以下の技は(=はねる)なため採用しない
③個体解説
イルカマン
テラスタイプ:くさ
性格:いじっぱり
特性:マイティチェンジ
実数値:191(124)-233(252)-128(84)-*-113(44)-121(4)
※マイティフォルム
持ち物:パンチグローブ
技構成:ジェットパンチ ドレインパンチ れいとうパンチ ビルドアップ
パーティの絶対的エース、600族ドラゴン必須環境とも言える環境で一人でパーティを引っ張り、環境TOPポケモンを倒し続け、最終3桁達成したパーティの主役。
自分の信じた最強の型を最後まで貫き通した。
細かい調整や使い方はポケモン徹底攻略さんの方で育成論をあげているのでそちらの参考にしてください。
構築記事を投稿後に、S2を踏まえ育成論は追記・修正します。
パーモット
テラスタイプ:ゴースト
性格:ようき
特性:ちくでん
実数値:149(28)-135-119(228)-*-80-172(252)
持ち物:ものまねハーブ
技構成:ほっぺすりすり アンコール みがわり バトンタッチ
イルカマンの相棒。ネタと思われた「ものまねハーブ」を実用レベルまで押し上げ、アンコールが決まれば、ほぼ勝ちを確定させるだけのパワーがある。
特性ちくでんにより、初手イルカマンにボルトチェンジしてくる相手に強い。ただし上位に上がればあがるほど、ボルトチェンジされない。最終日おそらく一度も初手ボルトチェンジはされなかった。
初手出ししてくる積みポケ、バンバドロ、ガブ以外のすべてのステロ撒きへ後出しできる。
1.お相手、りゅうまい、つるぎのまい、ステルスロックなどの変化技
2.後出しパーモット、環境にいるほぼすべての変化技をも見て、ものまねハーブ発動し上からアンコール
3.裏をみながら、みがわり or ほっぺすりすりを選択。みがわりが安定択だが、ドラパルトなどのすりぬけが見える場合、ほっぺすりすり安定。
4.イルカマンにバトンして最強イルカマンを爆誕させる
パーティ構築単位でアマガドオーを見せているため、環境を闊歩したこだわりアイテム持ちのドラゴンを初手出ししにくくし、イルカマンを見て意気揚々とりゅうまいしてくるドラゴンズを起点にして、りゅうまいイルカマン登場で試合を終わらせる。
ゴーストテラスを採用することで、カイリューのりゅうまい、アンコール読みからのしんそくを一回耐え、こちらはしんそくを見た後にゴーストテラスを切り、ほっぺすりすり+バトンタッチで上記と同じ動きをすることが可能。
実際、最終日の大事な試合でしんそくにうまくゴーストテラスアンコールを決め相手を降参に追い込んだ。またパーモットミラーでも相手はインファイトを選択するため、同様の動きができる。これも最終日と最終日前日に決め試合を勝ちにつなげた。
参考にさせて頂いた育成論があるのでリンクを貼らせていただきます。
サーフゴー
テラスタイプ:ノーマル
性格:ずぶとい
特性:おうごんのからだ
実数値:191(228)-58-154(196)-153-111-115(84)
持ち物:ふうせん
技構成:たたりめ でんじは ゴールドラッシュ じこさいせい
課題④の鋼枠。キノコのほうしやあくび、その他からめてを無にできるSV環境、最強ポケモンの一角
前期最終6位のふうせんサーフゴーをノーマルテラスに変えの調整を使わせていただいたもの。
パーティのゴーストの一貫を切り、ミラー対面で少しでも有利に戦うことができるように、ノーマルテラスに変更した。
ふうせんを持たせることで、カイリューやセグレイブ、ガブリアスへ後出しを可能にし、また変則的な動きをするカイリューに対しても後出しが安定した。ついでに一般的なカバルドンはやることが無くなるのも非常に強かった。
でんじはたたりめ型にすることで、パーモットのほっぺすりすりとのシナジーも輝いた。
アイテムの候補としてはじゃくてんほけん型をしばらく使っていたが、後出しが多くなる構築の都合から、ふうせんの方がパーティにあっていると感じ、事実こちらの方が安定感があり、最終的にこの型に落ち着いた。
アーマーガア
テラスタイプ:かくとう
性格:わんぱく
特性:ミラーアーマー
実数値:205(252)-107-172(252)-*-106(4)-87
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ボディプレス とんぼがえり ちょうはつ はねやすめ
パーティの物理受け兼、初手イルカマンにいたらほぼ選出されるマスカーニャへの受け先。課題②であるこの枠を無限に試行錯誤した。
最終日2日前にてっぺきをちょうはつに変更。
最終日3日前まで前任を務めた、HBペリッパーをはじめ、ほうし受けにほぼ確定で出てくるサーフゴーをメタったBCモロバレル、鬼火ウルガモス、HBハッサム、HBセキタンザン、HBキラフロル、HBドドゲザンetc. 物理指数ランキング上位勢をかたっぱしから試した結果。最終的にS1で使ったアーマガアに落ち着いた。
ちなみに初手マスカーニャの選択技は9割がはたきおとすのため、ゴツゴツメットでタスキを潰せるようにアイテムは固定とした。はたきおとすのダメージを見てマスカーニャの持ち物を確定し、型を判別できる点が偉過ぎた。事実、対マスカーニャ入りの対戦ではほぼ負けることはなかった。へんげんじざい=こだわりアイテム確定と見る。
唯一初手悪テラスこだわりハチマキはたきおとすだけ、受けられないがその際は格闘テラスボディプレス+ゴツゴツメットでマスカーニャを落とせる。耐久に振っていても、後続のマイティイルカマンのジェットパンチで処理可能。以下マスカーニャのはたきおとすダメージ値。
ようき:52~63(25.3%~30.7%) 残りH153~142
ようきハチマキ:78~93(38.0%~45.3%) 残りH127~112
いじっぱり:58~69(28.2%~33.6%) 残りH147~136
いじっぱりハチマキ:85~102(41.4%~49.7%) 残り136~103
対面操作のとんぼがえりが優秀すぎた。最終日活躍した準MVP。
こいつが色違いじゃないのは、サーフゴーだけ仲間外れは可哀そうなので、はがね仲間同士で...嘘です。少しでも試合数をこなすためです。
(イルカマンは当然MVPなため、MVPコンテストには参加せず審査員を務めるものとする)
ドオー
テラスタイプ:あく
性格:しんちょう
特性:てんねん
実数値:225(156)-96(4)-94(108)-*-165(236)-41(4)
持ち物:おんみつマント
技構成:じしん けたぐり のろい じこさいせい
前期最終7位、闘魂ドラパアマガドオーの調整をつかわせて頂いたもの。
パーティの特殊受け兼積みアタッカー、クエスパトラ、キョジオーンに対する回答。
最終日前日に、テラバースト+どくづきをじしん+けたぐりに変更。元々じしん+どくづきでしばらく戦っていましたが、シーズン終盤ほぼ毎試合にいるんじゃないかってくらい増えたサザンドラが鋼テラスを切ったとき、せっかく積みの起点にしても何もできることがない様に最終日2週間前に悪テラバ、どくづきに変更し使っていた。ふうせんサーフゴーにも強く見れるところが強いと感じていたが、テラスタルを切る前提の型になるため汎用性を考慮し、最終日前日にけたぐりを採用。実際最終日、後出しされるセグレイブに対してけたぐりが刺さる場面があり、みがわりサザンドラに対しても打つ場面があったため、じしん+けたぐりが最適解であったことを実感した。
ウルガモスやキョジオーン入りにはほぼ確定で選出し、しっかり役割を担ってくれていた。またサザンドラやキョジオーンをのろいの起点にして、全抜きできるだけのスペックがあり、終盤数を増やしたクエスパトラにも後出しが安定するなど、相手の強みを消す役割として大いに活躍してくれた。
テラスタイプ:ほのお
性格:ひかえめ
特性:フェアリースキン
実数値:177(52)-*-85-178(252)-176(204)-80
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ハイパーボイス シャドーボール テラバースト でんこうせっか
最終日3日前にサイコショックをでんこうせっかに変更。同日に水テラスタルを炎テラスタルに変更。
パーティの特殊受け兼課題②の初手対面2位のドラパルトに対して後出しをする枠+課題④のフェアリー枠。
この枠の前任は鋼テラスとつげきチョッキおみとおしオーロンゲであり、ドラパルトの持ち物を確認することで、型を判別し対戦を有利に進めることができたが、物理受け前任のペリッパーがアーマアガアに代わったことで、特殊アタッカーが減りヘイラッシャが重くなった関係から、ペリッパーオーロンゲ out からのアーマアガアニンフィア in となった。
調整は後出して有利対面を作ること前提のため、後続に負担をかけるためにひかえめCぶっぱ。残りの努力値256を特殊受け指数最大になる配分のうち、HPが奇数になる本調整を採用。
とつげきチョッキと元の特殊防御指数も合わせて、とんでもない特殊耐久を実現しており、無振りサーフゴーのゴールドラッシュをテラス切らずに(45.1%~54.2%)に抑える。硬い、硬すぎる。イルカマンのタイプ上ゴールドラッシュを交代読みで打たれることは少なかったが、それでもしっかり後受け可能という素晴らしいスペックを持っている。
サザンドラの眼鏡ラスターカノンも35.0%~41.8%と抜群とは何なのか使っていて分からなくなるレベルで硬い。
以外かもしれないが、ラウドボーンを本構築は誘うことが多く、シャドーボールを採用することで、相手にテラスタル切りを強制させ、シャドーボール→ハイパーボイスの流れが非常に強かった。シャドーボールをみて交代しタイプ受けをする場面も最終日何度か見られたが、こちらはハイパーボイスを選択しており、そのまま試合を決める場面が複数回見られた。
見事、最終日活躍したMVP!まさかの偶然♀個体で2XLサイズ!もふもふキュート最高だあくぁwせdrftg
④あとがき
最終日戦績は19-6、4000位台から一晩で一気に駆け上がりました。前日まで妥協せず詰め続けたので構築には自信があり、プレイングも配信などを見ながら3桁プレイヤーに引けを取らない自信もありました。twitterに残っている2:52のツイートの時点で555位と目標の最終3桁確定させたと思い、そこでスイッチの電源を切りました。イルカマンたちにもっと上の景色を見せてあげらたかもしれない点が唯一悔やまれます。
私事ですが、BWからの10年振りの復帰勢であり6世代以降の情報もほとんどない状態からシーズン2に最終3桁を達成できたのは、たくさんの要因がありました。BW時代対戦ガチ勢と呼ばれる程度にはやりこんでいましたが、大学時代に交通事故に遭い記憶喪失をしていたため、ほぼ新参と変わらないスタートとなりました。ただポケモン対戦が楽しかったという感情の記憶だけが、私の頭に10年経っても曖昧にですが残っており、時間もあったためポケモンSVを始めることができました。
ストーリーもさることながら、テラスタルのシステムなども非常に面白く大人になった今でも、思いっきり楽しめるポケットモンスターというゲームは非常に素晴らしい作品です。
最後になりますが、本構築を作る上でお世話になりました、ポケモン徹底攻略様。本構築の要であり、最終3桁まで私を連れてきてくれたイルカマン。私と出会ってくれて本当にありがとう。そしてイルカマンを支え続けた5匹の仲間たち!おまえたち最高だぜ!!
またこのイルカマンの努力値調整案を育成論のコメント欄で提案してくれたシロスタ様、イルカマンの相棒となってくれたパーモットの育成論の発案者tさくや様、シーズン1の構築を出し惜しみせず、公開して頂いた前期上位勢の皆様、一緒にポケモン対戦本気でやろうぜ!といった無茶振りに付き合ってくれた弟、私の拙い育成論を読んでくれたすべての皆様。
本当にありがとうございました。
p.s.構築記事というより自分語り+対戦の記録的なものになりました。また構築記事を書く機会があれば、その点を改善できたらと思います。